先日 車で出かけることがあった
助手席に乗らせて頂いた
すごく懐かしい風景
いつ以来だろうと思った
記憶のカケラを探してみた
はるか昔に辿り着いた
それはまだ息子が私のお腹の中にいた頃だった
子供が生まれてからはずっと
後部座席のチャイルドシートの隣が
私の定位置だった
子供が成長をしてチャイルドシートが要らなくなると
私は後部座席に
子供を助手席へ
すでに子供の父親への愛情もすでに無く
今思うと自然に距離を取っていた事に気付いた
車の免許を私は持っていない
大学時代は通学で忙しくて
車の免許を取りにくことができなかった
また無くても家族が持っていたので不自由はなかった
東京という土地柄も無くてもいい理由だったかも
東京都区内 それも山手線内は駐車場を探すのが大変だ
公共機関がとても便利だった
いろんな理由が重なりあって免許がなくても過ごせてた
過去にお付き合いしていた方々とのドライブデート
助手席に乗って楽しんでいた
もちろん 好きな人と近い距離にいれることに嬉しさもあるが
運転できない私にとって 擬似的な運転気分をも与えてくれていた
久々のフロントガラス越しの風景
なんてことのないことなんだけど…
懐かしい感情が引き出されてきた
他の人からすると ごく普通のことかも知れない
でも私にはとても嬉しかった
また連れ出してほしいなぁ
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