
仕事の出先から戻る途中
昔懐かしい駅にて乗り換えをした
目的方面の地下鉄がホームへ
ちょっと冷えてきた空気とともに
私の目の前を通った
一瞬の出来事
記憶のカケラたちが胸に突き刺さった
目頭が熱くなった
年を負う毎に感情が表に出やすくなっている
咄嗟にベンチを探した
すぐそばのベンチに座った
そう ここで四半世紀以上前に初めての告白して
その後の返事をもらった場所
細かな物は変わったがホーム自体は変わっていなかった
そんな記憶のカケラが突き刺さった
それも過去の出来事が
今時分の頃だったからかもしれない
告白した相手に未練はないが
その時の自分がいた
若い私は勇気を出して頑張っている
それに比べて 今の私は…
特に若い時は
いつか とか 年が経てば
見えない先の時間に
いい意味の期待をしていた
きっといい事があると…
待っているはずだと…
そう思っていた私というカケラが
突き刺さり 見られている気がした
『どうなの? 幸せなの?』って問われている
人生色々あるから…なんて言い訳できない
返答できない自分が悲しくて 悔しくて
目頭が熱くなった
2,3本の地下鉄を見送り
少し落ち着いた
仕事に戻った
ざわざわした心のまま
家に帰ると
一気にざわざわが疲れとなってきた
そのまま倒れこむように眠ってしまった
恥の多い生涯を送って来ました。と始まる太宰治の人間失格
私はどうだろう?
言い訳の多い生涯を送ってきました。となりそうだ
ごめん 昔の私
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