
楽しかったり 嬉しかったり
心身ともに満たされた時ほど
必ずと言っていいほど
この一節が
私に言い聞かせる
『平家物語』 冒頭
祇園精舎の鐘の聲 諸行無常の響あり
娑羅雙樹の花の色 盛者必衰のことはりをあらはす
おごれる人も久しからず 只春の夜の夢のごとし
たけき者も遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵に同じ
昔 学生時代に冒頭部分を覚えさせられたことも要因でもあると思う
今までの経験からも…
「この一時のことでしかないんだよ わかっているよね」と説き伏せる
「はい わかっています」
一抹の寂しさに似た感じが生まれてくるが
納得せねばならないこと
そう自分に言い聞かせている
これは自分自身のために行なっていること
自分の身の丈に合わない願望ほど
辛いものはないから
これ以上の傷は怖い
回復できる治癒力も残っていない
こんな話を親友たちにしたら
「傷? 治そうとするからダメなのよ」
「?」
「いいじゃない 持ったままで
痛いなら 痛いままで 図太く生きなさいよ
なんなら塩でも塗っておく?」
「それ 痛すぎるよ」
「言いすぎたけど いいんだよ
無理に治さなくても 自然治癒がいいの
真面目なあなたにはこれくらいがいいの」
肩をポンと叩かれた
「ほら 肩に力が入りすぎ
真面目すぎるのもいい加減にしなさいね
そこ◯◯◯の悪いところだからね」
「いいの おばさんという 良い特権を利用するの
図々しく図太くするのよ いい?わかった」
きっと私に力の抜き方を教えてくれている
早々にも考え方のシフトチェンジはいかないが
気持ちを少し楽にさせてくれる
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