
なかなか 思いが溢れすぎてまとめられませんでした
11月後半からの見た映画たちです。
『人魚の眠る家』
予告等でよく見ていた
技術があれば何しても良いのか
特に命に関することについて
内容的には嫌いなジャンルだった
見る予定はなかった
でも 気になって見てしまった
命の区切りとは? 境界線とは?
日本や外国において尺度は違うけど
愛する人の死
いつかは来るもの
そして 判断を迫られることがあるかも
色々と思い考えさせられる
そういった意味で見てよかったと思えた
『母さんがどんなに僕を嫌いでも』
タイトルから後ろ髪引かれる感じがした
絶対に見ようと思っていた
これが実話が元となっていたから尚更だった
主人公が幼少の時 見ていた母親の印象
大好きな母からの虐待
私が子育てしていた時
あるママ友と重なった
確かに同じだった そう思った途端
どこにでもある話になってしまった
でも主人公は自分を苦しめた母に怒りも覚えつつも
友人に恵まれ
母への理解と向き合う姿は
胸が苦しいぐらい良かった
やっぱり見て良かった
『銃』
大学生の主人公が雨が降りしきる夜に道端で
銃を拾う 傍らには銃で撃たれた男の屍体
銃を握りしめた途端
モノクロに…
もう主人公が銃に魅せられた
そんな演出なんだろう
主人公の銃への偏愛がうかがわれるが相反する表現として
セフレとのセックスシーン
これほどに実務的に官能さえも全く与えない
それだけ主人公の銃への偏愛を色濃くしていたと思う
親に捨てられた経験を持つ主人公
銃を持つことで 撃つ正当性を見つけるために
隣に住む子供を虐待する母親に目をつける
ネタバレになるので ここまでにしておきます
ただ村上虹郎さんという俳優さんがより
この作品に深みを与えていてくれていると思った
銃の魅力から解放された時
モノクロからカラーな現実へ
憎いぐらいの演出 やられました
『いろどりの親子』
作家アンドリュー・ソロモンの原作にしたドキュメンタリー
周りとは「違う」性質を持った子どもと親たち
自閉症、ダウン症、低身長症、LGBT、殺人といった
「違い」を抱えた子どもを持つ6組の親子が直面した困難や戸惑い等
その経験から得られる喜び等を丁寧に描いています
特にアンドリュー・ソロモンの話
彼が若い頃 ゲイは病気扱い 治療すれば治ると…
彼自身も女性との性的行為を訓練することで治ると思ったが
より自分自身を傷つけていたこと
そして周り 両親に理解されなかったことに傷ついていた
治るというものではない
そう性質なんだ
自閉症の息子を持つ家族のように
正しいコミュニケーションツールを持つことで
理解し合えることができた 知らないことも教えてくれる
『斬、』
幕末の不安的な時期
農村に身を寄せている浪人
剣の術は立つ
その腕を見込まれて京へ
剣術は人の命を奪うものではないと信念を持っているが
農村で起こった盗賊との関わり合いで奔走される
信念と自分の内なるものの葛藤を
池松さんが情けなく迷い彷徨い続ける浪人を
悲しくも無様で愛おしく演じています
こんな武士が多かったら争いが減るかもしれないかもね
殺陣のシーンはとても優雅でキレのあるもの
これだけでも見る価値があると思います
『エリック・クラプトン 12小節の人生』
エリック・クラプトン本人のナレーション
リアルタイムで知らない私にとって昔の映像と音源
とても新鮮でした
実の親は姉と思っていた人で母からの愛情を受けられずに育った
この寂しさ悲しさからギターやブラックミュージックにのめり込む事で紛らわせていた
このギターによってミュージシャンとして頭角を表す
親友ジョージ・ハリスンの妻のパティへの恋心
愛情が満たされない思いがあの『Layla』
幼い頃に初めて聞いて ギターの音色に悲しさを感じたこと思い出した
その後 薬物中毒 アルコール中毒と廃人化していく様
本人もこの頃のことは多く語りなくないようだった
『Tears in Heaven』の秘話 息子の事故死 とても悲しいものでした
これ以降のエリック・クラプトンは別人のように
そして今は幸せそうで良かった
でも私個人としてエリック・クラプトンのギターは『Layla』前後が好き
エリック・クラプトンに少しでも関心があれば見応えあるが
全く知らないと ただのダメ人間のお話で終わってしまうかも
まだまだ見たかった作品があったけど
まだ劇場あるか探してみてみようと思っています
12月や年末にも気になっている作品も多くあり
都合を合わせるのが大変そう
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