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過去の恋愛体験や思い、家族、終活、シャンパンなど、取り留めのない世迷言。


続き

ちょうど料理が来た
「あっ 美味しそう!!
 冷めないうちに食べようよ!」
そう言って誤魔化した
彼もその誤魔化しに付き合ってくれていた

店を出て駅の近くの公園へ
秋だったので夜でも暑くも寒くもなかった
ベンチが空いていたのでそこに座った

「ねぇ さっきの続き教えて
 きっと周りに人がいたから言いたくなかったんでしょ
 今は俺しかいないよ」
そう言ってタバコに火をつけた
吐き出す煙は私がいない方向へ流れていった

「あのね  △△△△の隣にいるのが私でいいのかなぁってね
 周りのカップルの女の子たち 可愛くてスタイルもいいし…
 それに比べたら私って…と思ったの
 △△△△が我慢しているんじゃないかってね
 そう思ったら申し訳なくなった」 と言った
「ふぅ〜ん  そんなこと思っていたの
 俺ね 自分を我慢するほど良い人じゃないから
 もし見た目とか気にしているのなら大丈夫
 嫌だったら◯◯ちゃんの告白にNOの返事しているから」
「本当?」
「本当さ  嘘をつく必要性はないだろ
 でも話してくれてありがとう
 もっと◯◯ちゃんのこと知りたいから教えてね
 俺のことも知ってほしい」
「うん ありがとう」
「じゃぁ 俺は◯◯ちゃんのふくらはぎから足首までのラインが好き
 デートのときは必ずスカートでね 今日みたいな長さでお願い」
「ええっ」と笑った
「◯◯ちゃんは笑った顔も良いよ」と言ってタバコの火を足で消した
「嘘つき」と言ったら
「まだまだ わかってないなぁ」と大笑いされた

その後もいろいろ話をしている
その頃の私の日記には印象深かった この事を記していた
初めて異性に私という人物を受け入れられてもらえた
そんな日でもあった

忘れられない
そんな日だった
 

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Author:hanayuki2017
アラフィフ女性
人生を振り返り、終活活動を模索中。
独りよがりなことをつぶやいています。

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