記憶のカケラとシャンパンと ... 平成最後と令和最初の事

記憶のカケラとシャンパンと

過去の恋愛体験や思い、家族、終活、シャンパンなど、取り留めのない世迷言。

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» 2023/10

平成最後と令和最初の事

私は恵まれていた
平成最後の夜と令和最初の時間を
二人で過ごすことができた

世間が『平成最後』『令和最初』に浮かれている
それに便乗した表現すると

『平成最後』の夕食を
あの方の好きなおかずとともに食した
「美味しい　美味し過ぎます」と嬉しい言葉を頂いた
照れくさい　特別なことはしていない
ただ普通に作っただけだから…

あの方の食べっぷりは作り手として嬉しい
楽しい会話をしながら
時間がどんどん過ぎていく

テレビでは平成の時代を振り返る番組
モニターの端にはカウントダウンの時刻が…
「なんだか年越しみたいだね」と笑いあった
人々が集まる場所に中継
「雨が降っているんだね　寒そうだね」と
室内にいる私たち

二人の距離が近くなる
何度も訪れていることなんだけど
私は相変わらず　ドキドキしてしまう
慣れていないはずではないのにね(笑)
それと反比例に
あの方の肌に触れたり匂いを嗅いだりすると
とてつもない安心感を感じる
『会いたかった』と思った瞬間
素直に言葉として発していた

相反する感情を持ったまま
幸福な時間を過ごした
感情だけではなく
感覚的なものも増していった
体の中が熱くなる
ピンポイント的や広範囲的にも

素敵なひと時を過ごしていた
ふと時計を見ると
日付が変わっていた
「年号変わっていたね」
「本当だ」

世間では新時代に歓喜を
私は…

こんな年号の切り替えに
素敵なあの方と素敵な時間を過ごせたこと
私は幸せだなぁとほくそ笑んでしまった
一生こんな事はないだろうね…

また新たな記憶のカケラができました

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