
続き
結局 ナイタースキーも無理だった
不貞腐れながら 夕飯の準備
彼の希望のハンバーグ
「なんでクリスマスにハンバーグなの?」
「俺が一番好きだから 作って欲しかったから
そんな理由じゃダメか?」
「お子様みたい」って笑っていたら
両手がふさがっていることをいいことに
「反撃だぁ」といって
私の体に意地悪をする
でも この時は私が優勢
「もう ハンバーグ焼かないよ!!」の言葉でシュンとした
怒られた子供みたいで可愛い
「結婚したら かかあ天下になるのかなぁ」と反撃された
まだハタチそこそこの私には実感のない結婚
私はまだ大学生だし、でも彼は次の4月には社会人
人生の途中で不安な時期って 結婚を考えたくなる
きっと 彼もそうだったのかも
ハンバーグにオーロラソースをかけたら
「初めて見る」と彼
彼の家では違うらしい 私の家だけなのかなぁ
でも 美味しいと言って バクバク食べてくれた
美味しそうに食べる姿って 見ていていいですよね
「食べ物の相性も 重要だよね そして 体もね」
とニヤニヤしていた彼
洗い物を二人で済ませ
「結婚したら こんな感じの毎日になるのかぁ」と彼
「毎日はならないでしょ きっと」と私 冷静に
「でも 明日には戻らなきゃいけないのは 嫌だなぁ」
と本音がでてしまった
「ここでの最後の夜だね じゃあ一緒にお風呂に入ろうか」と彼
「話の辻褄が…」と言うと
「いいから いいから」と服を剥ぎ取られた
湯船でイチャイチャしていたら のぼせてきたので
「もう 出ようよ」と私
「もうちょっとだけ」と彼が言う
もう顔も赤くなってきた
「今ならいいかもね」と不敵な笑みの彼
タオル1枚のまま ベッドへ倒れこんだ私
小さなアイスペールに氷を山盛りに持ってきた彼
私は冷えた飲み物をくれると思った 違った
「すごく熱くなっているね 冷やさなきゃ」
口移しに氷の塊が 冷たくて気持ちいい
「俺にも返して」
氷を介したディープなキス
「これって もしかして」
脳裏に浮かんだのは 以前二人で見た映画『ナイン・ハーフ』
「よくわかったね じゃあ わかるね」
手首を軽くタオルで縛られ 目隠しも
熱くなっている 私の体に這わせるように氷で愛撫してきた
視覚の情報がないまま されるがまま
私の熱で溶けた水は 彼が舐め上げた
2種類の刺激に翻弄された
それからも二人で果てては
他に何も縛られない この時を惜しむように
お互い何度も求め合い
朝が来た
だから 今は困ったエッチなお姉さん(おばさん)に
なってしまったのかも…
ごめんね
あれ? 誰に言っているんだろう(笑)
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