
「今までもらって嬉しかった
クリスマスプレゼントはなんですか?」
子供世代の女性二人に聞かれた
「やっぱり アクセサリー?
バッグも良いですよねー?
それとも普段買えない靴や服も良いよねー?」
私が答える前に二人で盛り上がっている
「どんなにお金持っている彼氏なの?」と私が聞くと
「お金はあるのかなぁ?わかりません」
「ないかもしれない人にお願いするのは酷というものよ」
「この歳になっても残っている物はない…多分
ただ楽しく過ごした記憶は残っているの
きっと私にとっては嬉しいプレゼントだったんだろうね」
「そうなんですかねー」
「様々な人にも聞いてみたら
参考になる物も出てくるかもよ」
「はーい」と良い返事だった
懐かしい記憶のカケラが出てきた
入社1年目の彼とのクリスマスイブ
この日は平日だった
年末で仕事が大忙し
早く帰りますとは言えない状況
そんな状況とは知らない私
待ち合わせの時間に待ち合わせ場所で…
待っていた 今みたいに携帯はあっても
すべての人が持っているわけではなかった
30分過ぎた頃 駅から走ってきた彼
「ごめん まだ仕事が終わらない
また帰らなければならない
本当にごめん 週末に埋め合わせて欲しい」
そう言ってハグしてきた
「うん わかった…
なんて言って出てきたの?」
「買い出し行ってきますってね」
「もう 嘘つきね 早く行きなよ」
謝る仕草をしながら走って改札に向かっていった
往復30~40分かけて謝りに来てくれた
懐かしい思い出
今だったら数十秒の出来事だけど
その誠意が嬉しかった
後日聞くとやっぱり先輩たちにサボったねと言われたらしい
たった数分間の出来事だったと思う
そして週末までに仕事を終わらせて
私と一緒にいる時間を作ってくれた
嬉しいプレゼントだった
この歳になっても
一緒にいる時間を作ること
とても大切なんだと感じる
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