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過去の恋愛体験や思い、家族、終活、シャンパンなど、取り留めのない世迷言。


梅雨に入って
落ち着かない天気
降りはじめた雨に傘を広げた

しばらくすると傘を持っていなかった人が
走ってすれ違って行った
あぁ びしょ濡れになっている

記憶のカケラが出て来た
私も雨で びしょ濡れになった事がある
当時付き合っていた彼とデートの途中
些細なことでケンカした
私は咄嗟に店を出て 駅に向かおうとしていた

店を出た途端
雨がザッと降り始めた
走れば大丈夫と思ったのだろう
そのまま飛びだした

でも雨の降りは強くて
傘のない私はびしょ濡れ
駅まで到達できずに屋根のあるバス停へ
雨やどり

そこに少し遅れて彼が来た
傘をさして走って来た
「傘もささずに行く事はないだろう」
呆れた顔で言われた
濡れた私を見て咄嗟に
彼は着ていたダンガリーシャツを脱いで
私に掛けてきた
「服が濡れるよ」
「いいから着ていろ」

一つの傘に二人で歩きはじめた
「どこ行くの?」
私を少し後ろにしながら
「風邪ひいたらいけないから」とそう言って
ラ○ホテルへ入って行った
「私そんな気分じゃない」
「いいから」

部屋に入ると鏡で自分を見た
麻の白いブラウスが雨でピッタリと体につき
下着が透けていた
「シャワー浴びておいで」そう言われて
シャワーを浴びていると
ドライヤーの音がする
浴室から覗くと
彼が私の麻のブラウスを乾かしてくれている
ついさっきの自分の発言が恥ずかしくなった

浴室から出ると
「ちゃんとベッドの中で温まりな」と言われて従った
思っていたより私の体は冷えていた
布団に包まっていた
次は私の髪をドライヤーで乾かし始めた

私の背後で脚で私を挟む様に座り
布団ごと抱きしめてくれた
「寒くない? ほんとうに馬鹿だなぁ」と幼い子どもをあやすように
ケンカの原因も言葉の行き違い
落ち着いて話ができた

今は追いかけてくれる人もいない
だからしっかりと傘を持っていなければいけない
あれ? 雨足が強くなったみたいだ…


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